みなさんこんにちは。COCO CAMP代表のゆうこりんです。
今回は、キャンピングカー購入後、実際に乗ってみて、『ここが気になる』というポイントをご紹介していきたいと思います。
キャンピングカーって普段乗る機会が無いから、
どんな特徴があるのか知りたいです!
私も乗ってみるまではわかりませんでした!
乗っているからこそわかる課題を、色々とご紹介させていただきます!!
キャンピングカー(キャブコン)に乗ってみて気になったこと
さて、キャブコン(クレソンジャーニー)に乗ってみて、気になった9つのことを整理してみました。
- 坂道でパワーが足りない
- エアコンは想像より電気を使用する
- 給油口が特殊
- テーブルの上の物が滑り落ちる
- 車中泊先のトイレが汚い
- 洗車場が無い
- 車重が重くブレーキが効きにくい
- 高速道路などで風の影響を受ける
- マンションだと充電ができない
以上を解説していきたいと思います。
坂道でパワーが足りない
COCO CAMPのキャンピングカー車両は、2,000ccのガソリン車です。
快適なキャンピングカーにも難点があったとは・・・
ガソリン車の2,000ccは、想像以上にパワー不足を感じました(>_<)
正直、普段乗る分には全く感じないのものの、パワー不足を感じる瞬間は2つほどあります。
- 高速で追い越しをかけたい時
- 山道を登る時
高速道路の場合
高速道路で普段は80km程でゆっくり走るキャンピングカーですが、どうしても追い越しをかけたいタイミングは発生します。
その時、排気量が2,000cc程度だと、パワー不足によりどうしても並走時間が長くなりがちです。
並走時間が長いと危険ですが、エンジンの最大能力なので仕方がありません。
スムーズに追い越しできるのが理想ですが、そのためには、もっと排気量が大きな車両やディーゼル車を選択するなどが考えられます。
とはいえ、ディーゼルよりもガソリンの方が振動が少なかったり、排気量が大きければ燃費も悪くなるのでメリット・デメリットをよく考えて選択したいですね。
山道を登る場合
キツイ坂の続く山道ですと、アクセルを全力で踏んでいても速度が全く上がりません。
なので、後ろに車がいるとちょっと申し訳無い気持ちになります。
登坂車線があれば良いのですが、登坂車線がある山道ばかりではありません。
キックダウンしてエンジンの回転数を相当あげて、ようやく30〜40kmが限界だということを把握しておく必要があります。
ただし、山道を上れないといったことは無いので、エンジン性能を知って運転に慣れれば問題ありません。
エアコンは想像よりも電気を使用する
キャンピングカーの”大きなメリット”の1つとして、サブバッテリーが搭載されていることによって、エンジンを切っても家電が使えるということです。
みなさんに質問です。
キャンピングカーで一番電力を消費する家電は何だと思いますか?
もちろん、瞬間的には出力ワット数が大きい電子レンジになりますが、短時間で使用が終了します。なので、消費電力としては、それほど大きなものとはなりません。
では、何が一番電力を消費するかというと、夏場におけるエアコンの使用になります。
外気温にもよりますが、たとえば、外気温35℃でエアコン設定温度が22℃の最大風量で使用した場合、エアコンの特性上、気温差が大きいほど、ものすごい勢いでバッテリーが減っていきます。
26℃設定ぐらいで風量を抑えめにエアコンを使用するのであれば、走行充電されることからバッテリーは減ることなく使用できますが、上記のように22℃設定・最大風量などで使用していると、走行充電だけでは賄えず、どんどんバッテリー容量が減っていってしまうことになります。
つまり、エアコンを最大に効かせてキャンプ場などに向かったりすると、サブバッテリーを消費しきってしまって、最悪、家電の使用が何もできなくなってしまう可能性があるのです。
真夏にキャンピングカーを使用する際は、追加でポータブル電源を持っていくか、扇風機やサーキュレーターなどを導入して、エアコンでの使用電力をセーブしていくことが大切です。
給油口が特殊
キャンピングカーのキャブコンは、トラックベースの車両が一般的で荷台の上に架装したものになります。
そのため一般車両と給油口が異なり、給油ハッチにはロックが無く、給油口のヘッドに鍵が掛かる仕組みとなっているため、まず、エンジンキーを差し込み軽く回してロックを外し、鍵を抜いて給油口を回して開けることになります。
問題は、この給油口がちょっと硬めで、
女性の力だと開け閉めに苦労があるということです。
そして、給油後に給油口の蓋を戻すとき、戻し方が間違っているとうまく蓋を戻せないので、初めての時は「あれれっ!?」と慌ててしまうことになります。
私の場合、勝手がわからずあたふたしてしまい、結果ガソリンスタンドの店員さんを呼んで助けていただきました。
給油口は普通車と同じように、シンプルな構造だったらと願う瞬間でした。
テーブルの上の物が滑り落ちる
キャンピングカーのダイネット空間は自宅のリビングのような場所です。
みなさんも、自宅にいるとテーブルの上についつい物を置いちゃいますよね。
ついついしがちなのですが・・・
キャンピングカーでテーブルの上に物を置いたまま発進すると、
大惨事が起きます(>_<)
実際に使用して失敗した実例としては、
- お弁当や飲み物がテーブルから滑り落ちる
- ジャグ(水筒10ℓ)がバランスを崩しひっくり返り車内が水没する
- 落ちた物で床に穴が開く
などです。
これは、滑り止めのマットを引くことでほぼ防止できます。
・・・が、ジャグや飲み物などの背が高いものに関しては、カーブや振動で倒れてしまう可能性があるので、そこはしっかりカップホルダーに入れるなど対策が必要になります。
COCO CAMPの車両では、少しでもそういったリスクを減らすため、オプションでテーブルにホルダーを追加しています。レンタル時には、すべり止めマットも置かせていただいておりますので、安心してご利用ください。
それでも、物が落ちると壊れてしまったり床が傷ついたり、破損汚損のリスクがありますので、「基本テーブルの上に物がないこと」が重要になります。
車中泊先のトイレが汚い
高速道路のサービスエリアであればたくさんのトイレがあり、清掃もこまめにされているので比較的衛生的と感じます。
道の駅などの場合、車中泊する人数に対してトイレの数が少ないため、
トイレや手洗い場が汚れていることがあります。
公共の場がキレイに保たれるかどうかは、利用者のモラルに委ねられるのでケースバイケースですが、不衛生な場所に出会ってしまうのは気持ちが良いことではありません。
朝起きて洗顔やトイレを使用することを考えると、車内で水が使用できる環境を整えておく方がストレス無く、気持ちの良い旅行ができます。
COCO CAMPの車両は、車内で手洗いなどの水は使用できますがトイレはついておりません。
どうしてもきれいなトイレを使用して旅行したい場合は、車旅クラブ加入で利用できる、湯パークなどのホテルの駐車場に車中泊するのがおすすめになります。
関連記事:【 ハイシーズンほどお得! 】キャンピングカー利用で旅費節約術
キャンピングカー洗車場が無い
みなさんも調べていただくとわかるのですが、キャンピングカーの洗車場は関東でほとんど見つけることができません。
これは本当に苦労しているのですが、
車高が高いことが原因でゲートを通過できないのです。
キャンピングカーの外装はFRPであるため、通常の車よりも汚れがつきやすく、バーコード上に汚れがついてしまうと清掃に時間がかかりますので、こまめな洗車が必要です。
自宅での洗車も可能ですが、自力での清掃、特に女性の場合は、なかなかの重労働です。
キャンピングカーの購入をお考えの方は、まず、どこで洗車するのか、洗車場所をしっかりと探しておくことをおすすめいたします。
車重が重くブレーキが効きにくい
キャンピングカーは視界が高くとても運転しやすい車ですが、車重が重いため、一般車両に比べてブレーキの制動距離が長くなります。
一般道の赤信号においても、制動に時間がかかるため、ドライブから3速→2速とシフトダウンを行って、エンジンブレーキを使用するのが効果的です。
山道の下り坂においては、特に注意が必要でスピードが出過ぎてしまうため、2速→1速といったシフトダウンして、坂を下る必要があります。
こちらも、キャンピングカーの特性として理解しておく必要があります。
高速道路などで風の影響を受ける
高速道路で橋の上を通過する時や、大型のトラックが横を通り抜けていく時、風の影響を受けて横に振られることがあります。
また、橋の上では強風が吹いていることが多く、車高が高いキャンピングカーはハンドルを取られ、ふらついてしまいます。スピードを出しすぎていると、ハンドル操作を誤り事故のもととなりまですので、橋の上はスピードを落として注意深く通過する必要があります。
キャンピングカーはスピードを出しすぎない、風の影響を受けやすいことを理解して、しっかりとハンドルを握って運転することが重要です。
マンションだと充電ができない
マンションの場合戸建て住宅と異なり、
駐車場で充電を行うという作業ができません。
1階住戸に住んでいる方であれば、コードリールなどを使って対応可能かもしれませんが、通常、それ以外の住戸で電源を部屋から持ってくることは困難です。
旅行や遊びから帰ってきた時に、サブバッテリー容量がほとんどない状態のまま放置してしまうと、鉛バッテリーが弱ってしまうので充電は必須です。
太陽光パネルが屋根の上に搭載されている車両でも、バッテリー残量が60%程度で帰ってくると、次の日に100%のフル充電にまで持っていくことは難しいです。
マンションなどで外部電源がどうしても取れそうもないという環境の方は、蓄電池を購入して、蓄電池から充電する準備をしておきたいですね。
この時、蓄電容量が大きい蓄電池でないと、何度もキャンピングカーへの充電を繰り返さなければならないので、できるかぎり容量の大きいものの購入をおすすめします。
関連記事:【キャンプの必需品】ポータブル電源(蓄電池)のおすすめは?
COCO CAMPの使用する蓄電池エコフロー
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キャンピングカーに乗ってみたからこそわかる本当のメリット
さて、キャンピングカーのデメリットとも言える気になることを9つ挙げてみましたが、やはりみなさまに伝えたいことは、それらを上回るメリットです。
ここからは、キャンピングカーのメリットを箇条書きでまとめてみました。
今回は紹介だけにとどまりますが、
12のメリットをご紹介いたします!!
○キャンピングカーのメリット12選
1. 打ち合わせ場所に使える
2. 友達を泊めてあげられる
3. くつろげる
4. 食事がしやすい
5. 気軽に遠出
6. 運転しやすい
7. 車からの眺めがいい
8. 前席に3人座れるので楽しい
9. ワークスペースに
10. 冷蔵庫・電子レンジは重宝
11. すぐ寝れる
12. 災害時に家として使える
以上になります。
これだけのメリットがあり、キャンピングカーを所有する価値が高く、購入に大満足しています。
メリットについては、また別の機会に解説したいと思います。
今後改良したい点
キャンピングカーのことばかり考えていたら「もっとこうしたい!!」と、
改良したい点が出てきました。
今後改良したいことは3点ほどです。
- 車内でポータブルバッテリーを使えるように
- 扇風機(サーキュレーター)の購入
- お座敷スタイル
上記3点の理由をまとめていきます。
中からポータブルバッテリーを使用できるように
夏場、エアコンの温度を低めに設定すると、みるみるうちに、バッテリー残量が低下していくことを先に解説いたしました。
エアコンに加えて、電子レンジやドライヤー、電気プレートなど、自宅と変わらずめいいっぱい使用することを考えると、車載のサブバッテリーだけでは物足りません。
そういった時に、キャンピングカーにポータブルバッテリーを接続するのも一つの手ですが、車両の外に置くことになるため、盗難の心配だったり、雨が降っていた場合などには使用が難しくなります。
そこで、車内からポータブルバッテリーを100V電源ににつながるよう改良しておくことで、サブバッテリー電池残量が減らないので、電気を使用量を気にしないで過ごせるようになります。
ナッツRV埼玉店に行く用事ができた時には、ぜひとも、ポータブルバッテリーが直接100V電源につながるようにしたいと思います。
扇風機(サーキュレーター)の導入
サーキュレーターの導入は、エアコンや暖房の効果を上げ、導入することで快適かつ電気使用量を抑えることができます。
すぐにでも導入できるのですが、もう夏もすぎてしまったので、来年の夏前には購入したいと考えています。
お座敷スタイル
キャンピングカーは、通常テーブルスタイルでありますが、お座敷スタイルでリラックスしたい時もあります。
中には、常時お座敷スタイルで、キャンピングカーを使用されている方もいらっしゃいます。お座敷スタイルにするためには背もたれが必要で、ベッドマットになるため取り外さなくてはなりません。
そうならないために、キャンピングカー購入時にだけベッド展開用のマットを追加発注できますが、金額も高いので注文される方は少ないのではないでしょうか。
そこで朗報です!
世の中には捨てる神あれば拾う神あり。背もたれマットを外さなくて済むように、ベッド展開用のマットを制作してくれる事業者さんがあります。
事業者Instagram:https://www.instagram.com/hg_factory_co_ltd/?hl=ja
マットだけでなく、お座敷スタイルで使用できるテーブルの制作も行っていただけるので、
おしゃれで快適な空間がつくれること間違いなしです!
【 初心者必見! 】キャンピングカー購入後に気になった9つのことまとめ
今回は、キャンピングカー購入時に、注意したい項目を9つほどご紹介してきました。
おさらいしますと、
- 山道でパワーが足りない
- エアコンは想像より電気を使用する
- 給油口が特殊
- テーブルの上の物が滑り落ちる
- 車中泊先のトイレが汚い
- 洗車場が無い
- 車重が重くブレーキが効きにくい
- 高速道路などで風の影響を受ける
- マンションだと充電ができない
以上のことを解説しています。
そんな気になることも、実際は購入前からしっかり確認して、課題を解決しておけば購入後も特段問題が生じることはないかと思います。
キャンピングカーは使い方を知れば知るほど、手放したくなくなる快適でメリットの多い車ですので、購入を検討されている方は、まず、この記事の9つの課題をご確認し、キャンピングカーの導入に向けて検討を進めていただきたいと思います。
キャンピングカーをもてば、人生が変わりますよ。
では。
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